弊社では出力最大化、トルクリプル最小化のような目的に合わせて、モータを設計することが可能です。
例
平均トルクが最大、トルクリプルが最小になるように同期リラクタンスモータのロータの寸法を設計します。
最適化設計の実行
最適化アルゴリズムとモータモデルを組み合わせることで、最適なロータ形状を導出できます。今回は遺伝的アルゴリズムの一種であるNSGA-IIを使用しています。
結果
結果は以下のようになりました。
最適解と表示した個体のトルク波形は右のグラフになります。
→
最適化により、トルクリプルが大きく減少していることが確認できます。
最適化後の平均トルクは1.04puとなり、4%増加しています。また、トルクリプル率は10.3%となり、最適化前よりも42.7pt減少しました。
モデル | 平均トルク | トルクリプル率 |
---|---|---|
最適化前 | 1.00pu | 53.1% |
最適化後 | 1.04pu | 10.3% |